ついに!念願のキャンピングカーをゲットしたのはいいけれど、乗りなれていない車にちょっと不安・・・
そんな人は少なくないはず。
せっかくのキャンピングカーで楽しい時間を過ごすなら、もしものときの備えはしっかり準備しておきたいですよね。
というわけで、我が家の経験をもとに、キャンピングカーの最適な保険について検証していきます!
こんな人に読んでほしい!
- キャンピングカーに興味がある
- キャンピングカーの購入を検討中
- キャンピングカーの保険で悩んでいる
- キャンピングカーに最適な保険が知りたい
Contents
キャンピングカーって保険に入れるの?
結論から言うと、キャンピングカーでも任意保険に加入することはできます。
けれど、キャンピングカーが大好きな皆さんならきっとおわかりだと思います。
キャンピングカーって、オーナーさんによってこだわりや仕様がバラバラですよね。
自分好みにカスタマイズされている車両は、保険屋さんが車両のデータを把握するのも難しく、車両価格の見積もりを出すだけでも一苦労のはず。
前回のおさらいになりますが、特種用途自動車(いわゆる8ナンバー)としての構造要件をクリアしていないと『改造車』扱いになってしまうこともあります。
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また、生産台数も流通台数も少なく、事故や故障のデータも集めにくいですよね。
というわけで、ネットによる見積もりや申し込みもできず、各社個別に問い合わせが必須。
つまるところ、ネット限定の安い保険会社やプランは使えないということ。
キャンピングカーの保険って何を重視するべき?
ただでさえ、年齢や等級、車種や使用目的などによって保険料はまちまち。
さらには、上にも書いたとおり個別に問い合わせが必要なキャンピングカーなので、保険料の『安さ』はいったん除外するとして。
ではキャンピングカーの保険を選ぶ時って、何を重視すべきだろう?
これは我が家の経験から言うと、ずばりロードサービスの内容。
更にいうと、牽引してくれる距離が大事です。
キャンピングカーの保険はロードサービスの内容で選ぶべし
世の中にはキャンピングカーを自作してしまう猛者もいらっしゃいますが、我が家は全くの門外漢。
キャンピングカーの壁面にはたくさんのスイッチがついているし、椅子の下には何のためかわからない配線がごちゃごちゃ。
加えて、車高と重量があって、更にはシングルタイヤのキャンピングカーとなると運転もちょっと不安。
近場から遠くまで色々なところを旅しましたが、いつも大騒ぎです。
我が家がキャンピングカーを購入して2年ほど。
その間キャンピングカーの不調やメンテナンスで購入店に持ち込んだのは5回ほどでしょうか。
自分たちでは手に余る、大きなおもちゃに乗ってるわけですから、ロードサービス大事です。ほんとに。
キャンピングカーは保険を使っても、どこでも修理できるわけではない
旅先で事故や故障にあったときに困るのが、タイトルにもあるようにキャンピングカーはどこでも修理できるというわけではないということ。
冒頭でも少し触れましたが、1台1台仕様が異なるキャンピングカーにおいては、購入した店に持ち込むのが暗黙のルール的なところがあるのです。
販売店や工場によっては、(他店で購入した)キャンピングカーの持ち込みを拒否される事もあるようです。
幸いなことに、我が家がお世話になったロードサービスでは2回とも自走可能な軽微なハプニングでした。
多くの保険会社のロードサービスでは、提携の工場までは牽引の距離が無制限、というパターンが多いです。
では、持ち込まれた『提携の工場』ではキャンピングカーの修理ができなかったらどうでしょう?
キャンピングカーの保険は、場所を指定した場合に牽引できる距離がポイント
保険会社によって『サービス利用者が修理工場を指定した場合にレッカーできる距離』は異なります。
例えば、事故や故障現場の近くに
- 自分のキャンピングカーの販売店がある
- 自分のキャンピングカーの系列店がある
- キャンピングカー専門店がある
そんな場合は『サービス利用者が修理工場を指定した』ということになります。
その際に、〇〇kmまでなら保険で補償しますよ、と各保険会社によってその距離が異なるわけです。
当然、その距離が長ければ、自分の希望する場所へ持ち込める可能性が高くなります。
場合によっては保険を使ってとりあえず自宅まで運んでもらって、翌日JAFを使って最寄りの販売店まで、というダブル使いもできます。
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キャンピングカーにぴったりな保険を徹底検証してみた
というわけで、今回はキャンピングカーでも加入ができる5つの保険会社
- アクサダイレクト
- イーデザイン損害保険
- 損害保険ジャパン
- 三井住友海上
- セコム損害保険
これらのロードサービスを徹底検証してみます。
アクサダイレクト
主なロードサービスの内容
- バッテリー上がりの応急作業・点検・交換
- ガス欠時の燃料補給
- 雪道スタック引き出し
- エンジンオイル・冷却水補給
- スペアタイヤ交換・点検
- インロック解錠
- レッカー移動
- 落差1mまでの車輪引き上げ
工場を指定する場合は150kmまで無料
ロードサービスが指定する修理工場までは距離が無制限で牽引OK
また、修理後はサービス利用者が指定する場所まで車両搬送費用をサービス。
※ただし、ロードサービス指定の最寄り修理工場で修理した場合のみ
修理後にサービス利用者が車を引き取りに行く場合は、5万円を限度として引き取り当日分の片道交通費を1名分補償してくれる。
サービス利用者が指定した工場へ牽引する場合は150kmまでが無料。
帰宅費用や宿泊費の補償は搭乗者全員分+ペットも
当日、または翌日に帰宅する際の交通費は搭乗者全員分を補償。
また、当日帰宅困難な場合は宿泊費も搭乗者全員分を補償してくれるので安心。
さらには一緒に旅するペットの宿泊分も1泊分に限り補償してくれるというありがたいサービスも。
その他のサービス
- 玄関鍵開け(契約2年目以降から)
- 車検10%割引サービス
- ガラス交換業者紹介
- 事故発生時、家族や旅行会社へメッセージ代行
- ガス欠時の燃料代10Lサービス(2年目以降から)
イーデザイン損害保険
主なロードサービスの内容
- レッカー移動
- 引き上げ・引き下ろしサービス
- バッテリーのジャンピング
- インロック解錠
- パンク時のスペアタイヤ交換
- 各種オイル・冷却水補充
- 各種バブル・ヒューズ取替
- ボトルの増し締め
- サイドブレーキの固着解除
- その他30分までの応急作業
- 降雪が原因時の車両引き上げ
- ガス欠時の燃料配達サービス(10l)
- 電欠時、最寄りの充電施設へ搬送
※降雪時の引き上げは冬タイヤかチェーン装着時に一定の除雪作業を行ったのにトラブルが解決しなかったときに限る
工場を指定する場合は100kmまで無料
イーデザイン損保が指定した修理工場までならば距離が無制限で牽引OK
また、サービス利用者が指定した工場まで牽引する場合には100kmまで無料。
ただし、JAFに加入している場合は115kmまで無料になる。
JAFに加入していると様々なメリットがある
上の表にもあるようにJAFに入会している様々なメリットがあります。
中でも30分を超える応急作業料金が無料というのはありがたいですよね。
さらに、イーデザイン損害保険加入者はJAFの加入料が最大2,000円割引になります。
\ イーデザイン損保ならJAFも!/
損害保険ジャパン
主なロードサービスの内容
- レッカー移動
- バッテリーのジャンピング
- インロック解錠
- パンク時のスペアタイヤ交換
- 落輪時の引き上げ
- そのほか30程度の応急作業
- ガス欠時の燃料配達サービス(10l)
- 電欠時、最寄りの充電施設へ搬送
工場を指定する場合は15万円まで補償(190km)
損害保険ジャパンが指定した工場までならば距離が無制限で牽引OK
サービス利用者が工場を指定する場合は1事故に付き15万円まで補償されます。
15万円というとちょっと分かりづらかったので、JAFの場合で計算してみました。
上記の通り、昼間の一般道の場合なら187kmほど牽引できる金額のようです。
※ただし夜間、高速道路、車両の状況により金額が上がります。
注意点としては15万円のうち、レッカー代のほかに30分程度の応急作業代も含まれる、という点。
JAF会員ならば、もともと15kmまでのレッカーは無料なので、実質は200kmほどの牽引ができますね。
JAFに加入していると様々なメリットがある
損害保険ジャパンの場合も、JAFに加入していると様々な特典があります。
キャンピングカーはタイヤ周りの事故が多いので、パンク修理ができるのは心強いです。
全国各地に移動できるキャンピングカーですから、雪道、ぬかるみ、砂浜からの救助がついてないとちょっと不安ですよね。
宿泊や移動に関する補償はオプションで
代車等諸費用特約というものをオプションでつければ
- 宿泊費用10,000円まで
- 移動費用20,000円まで
- 修理工場まで引き取り費行く際の交通費片道一人分(15万円まで)
- 代車代
これらを補償してもらえます。
ただし、宿泊移動費に関しては1事故1被保険者のみの補償なので、我が家のような大家族は要注意です。
三井住友海上
主なロードサービスの内容
- バッテリーのジャンピング
- ガス欠時のガソリン補給(10l)
- インロック解錠
- パンク時のスペアタイヤ交換
- 30分以内の応急作業
- レッカー移動
- 電欠時、最寄りの充電施設へ搬送
工場指定の有無に関わらず30万円まで補償(390km)
三井住友海上の場合は、工場を指定してもしなくても補償の金額はかわりません。
先程のようにJAFの場合で計算してみました。
状況により前後しますが、だいたい390kmほど牽引できそうです。
- 修理後に自宅まで車を搬送する費用
- 修理後に車を取りに行く交通費
これらに関しては15万円まで補償してもらえます。
宿泊移動費も補償あり
- 移動費は一人につき20,000円までサービスで提供
- 宿泊費は一人につき15,000円までサービスで提供
※ただし移動費は1000円の自己負担金あり
ロードサービスの依頼がLINEでできる
ロードサービスの依頼がLINEでできるメリットは以下のとおりです。
- 簡単に使える
- GPSでいち早く現在地を確認してもらえる
- 事故や故障の状況を画像で伝えることができる
セコム損害保険
主なロードサービスの内容
- レッカー移動
- インロック解錠
- バッテリーのジャンピング
- パンク時のスペアタイヤ交換
- 各種オイル・冷却水の補充
- バルブ・ヒューズ類の交換
- ボルトの締付け
- 30分程度までの応急作業
- ガス欠時の燃料配達(燃料自己負担)
工場指定の有無に関わらず20万円まで補償(260km)
セコム損害保険の場合も、工場を指定してもしなくても、20万円までの補償となります。
こちらもJAFで計算してみました。
状況により前後しますが、だいたい260kmほど牽引してもらえそうです。
宿泊移動費も補償あり
- 宿泊費は1人10,000円まで補償
- 移動費は1人20,000円まで補償
キャンピングカーに最適な保険の検証結果
今回はロードサービスについてしっかりとまとめてみました。
牽引の距離や宿泊移動費の内容に違いがあったりして、調べてみると面白かったです。
家族構成や、旅の仕方によってロードサービスへ求めるものが違うかもしれません。
もちろん、事故時の補償や、車両保険、それから保険料も保険会社を選ぶ上で大切なポイントです。
我が家の場合で言うと、損保ジャパンとJAFのダブル掛けです。
ですが今回調べてみて、三井住友とアクサダイレクトがちょっと気になりだしてきました。
どちらにせよ、総合的に見てJAFには加入していたほうが安心かな、という感想です。
JAFは自動車保険と違って『人』にかけるものなので、
- 自家用車でもOK
- レンタカーでもOK
- 同乗しているだけでもOK
- バイクでもOK
というわけで、ぜひ皆様も『もしものとき』の安心のために最適な保険とともにJAFの加入をおすすめします。
\ 旅の安全のために是非どうぞ!/